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コトの真偽は知らねども

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アメリカによく行くルーマニア人の知人が言うには、“ゲイが自由に生きられる街はビジネスとアートが元気いい”と。たとえばサンフランシスコ。男女のカップルに混じり、熱い眼差しで見つめ合う中年男性、そこは2人だけの濃密な世界。これ、必ずしもヘンな御仁とばかりは限らない。どころか、世間的に立派な立場の方もここではOKらしい。なるほど、ビジネスとアートの世界で、常識と一般論だけじゃ勝負にならない。 追記:マトリックスという、いわゆるサイバーパンク映画の監督・ウォシャウスキー兄弟(当時)が近年、姉弟となった。どうやら兄貴分のほうが性転換したらしい。またさらに、女優のジョディー・フォスターが同性婚とのニュースも。ボーダーレス現象は国家と社会を超えて、性別に及ぶ時代に突入か。20世紀は遠くなりにけり。

ハリー彗星

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2012年4月末、渋谷の東急文化会館の跡地に「ヒカリエ」がオープン。小学生の頃、文化会館の8階にあった五島プラネタリウムでハリー彗星を知った。以来、ハリーを赤道近くから肉眼で眺めることが夢になった。 1986年3月、遥か銀河系の彼方からハリーはやって来た。これを逃すと次は2061年。万難を排し、夢のツアーを決行した。成田からアテネに向かい、現地の代理店で格安ラウンドチケット(アテネ>カイロ>タンザニア>アテネ)を購入。まず向かうはカイロ。ここで飛行機を乗り継ぐと同時に、駐カイロ・タンザニア大使館でビザを取得。滞在中になんと、カイロでクーデター勃発。空港は閉鎖され、前途を断たれたが、2日後なんとかカイロ脱出。空路にてタンザニアの首都・ダルエスサラームへ。街中の安ホテルに数日滞在後、近くの港で日本から払い下げされた中古客船“Mapinduzi”(たしか、スワヒリ語で民主主義という意味だったような)に乗り込み一昼夜。目指すはインド洋に浮かぶ島、ザンジバル。 日没後、島全体は真っ暗闇。夜空を見上げれば、まさに満天の星々が煌く。ついにハリーとご対面、のはずだった。ところがどっこい、あまりに星が多すぎて、どれが何やら…。あのような星空を経験したことのない都会育ちの哀しさで、結局、ハリーに再会したのは東急文化会館の五島プラネタリウムだった。 ちなみに、ザンジバルに上陸した翌日、現地の新聞には「Mapinduzi is broken」の記事。帰りの船は、壊れた中古船Mapinduziが豪華客船に思えるほどの木造蒸気船、手を伸ばせば、そこはインド洋。真夜中、波の音を間近に感じながら眠る恐怖感は、いまだ鮮明に憶えている。

美をもって尊しとなす

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香木の匂いを嗅いで、その種類を当てる“聞香”という風雅な趣味がある。食べ物を試食することを“味見”という。いわば、感覚器官の働きがクロスオーバーしている。先日、ある植物学者から聞いた話。世界中で、観賞だけを目的に植物を育てる民族は日本人だけ、西洋も中国も食用か薬用がメインとのこと。その一方で、日本では衰退しつつある盆栽は、今、ヨーロッパで人気だとか。繊細な美意識は、日本のお家芸だったはず。グローバル化も結構だが、自らのアイデンティティを失ってほしくはない。

日本とヨーロッパの次元比較

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浮世絵は線で、デッサンは面で構成される。絵画表現を比較すると、日本人は線画で平面を、西洋人は面で立体を作る傾向がある。日本は2次元的、西洋は3次元的だ。最近は変わってきたが、顔の造作も同様かもしれない。同じ植物の実から、日本人が作ると蕎麦(線)になり、フランス人が作るとクレープ(面)になる。。