JM&COMPANY official site

シンポジウムなどでステージ上に何人かの登壇者を配置していく場合、適当なサイズのデスクがないことが多い。いわゆる長机とされる代物は奥行が60cm、幅が180cmもある。これは一人で使うにはかなり大きく見た目のバランスも微妙にスペースが空きすぎる印象。ステージサイズに余裕があればよいが、コンパクトな会場の場合にはレイアウトに難儀する。気の利いた会場ならば、半机といわれる幅が90cmの机があるが、これもなかなか珍しい。

家具屋に行けばそれなりのサイズの机はあるが、一回の現場のために購入するのはもったいない。もし購入して保管するとしても、これを普段収納しておく場所もなかなか切ない。それならばレンタル業者から借りれば良いことになる。

また、シンポジウムの場合、登壇者の名前を大きく表記した大きめのシートを客席側に掲示するケースが多い。さらに海外の登壇者の場合、名前をカタカナ、あるいは英文で表記するため、これが縦書きになるのも何となく不自然な印象がしていた。

そこで、名前を横書きで表示できて、普段はコンパクトに折り畳めておけるシンポジウム用のデスクをあちこち探して回った。しかし、そもそもデスクというものは一度組み立てたらば、その状態で使い続けるのが前提。組み立て収納式のデスクなんてものは世の中には珍しい。仮にあったとしても高額になるに違いない。

それで、いつものごとく、世の中にないものならば自分で作るしかない。設計図を作り、幾度かの失敗作のすえ、なんとか実用に耐えるデスクになった。これを現場で使っていたところ、とある会場の方から、このデスクが欲しいと言われて新たに制作したことがある。かなり以前のことなので、まだあるかは不明。ちなみに依頼元は六本木ミッドタウンにあるカンファレンス。