山方さんに聞きました!

今の経営企画部に配属になって、最初に言われたのが「将来の宇宙探査を考えろ」、でした。
将来の宇宙探査、といっても、他の国の宇宙機関と同じことをやってもつまらない。そう思って今まで自分が勉強してきた情報を全部かき集めて、まったく新しい提案をしました。
そうやって新しいことを提案して、上司や同僚に面白いと思わせられたら、自分の考えたことが実際の宇宙開発につながっていきます。ひとつの国の宇宙開発の考え方を、自分が決めていけることがすごく面白いです。

例えば、50年先までの宇宙開発計画を、60日の期限で考えろと言われたことがあります。そのときは100年先まで考えてやりました。なぜなら、そうしないと自分の考えている50年後というのは理屈が立たなかったからです。
その100年先をベースに全て自分で考えて、具体的なスケジュールまでひっぱっていきました。10年先には何をつくり、20年先には何をつくり、30年先にはそれらによってどういうミッションを立ち上げていくのか、という計画を考えました。これはすごくすごく楽しかったです。

計画が採用されてからは、宇宙飛行士たちをアメリカやロシアへ連れて行ったり、まだ誰もやったことが無いこと(ロシア事務所の立ち上げ)をしたりしました。
そういう、自分で考えた計画を実際に動かしていくこともすごく楽しいです。

—すごく、“JAXAならでは”ですね。ありがとうございました。


10年前、JAXAの入社面接で「どうしてJAXAを選んだの?」と聞かれたときも、「日本は予算も人もアメリカに比べたら全然少ないかもしれない。でも日本の知恵と技術を使って、自分の発想力でカバーしていって、どこかひとつの分野でもいいから、世界に“日本すげえ”って思わせたい。だから、JAXAを選んだ」 と答えました。

—ありがとうございました。