新学期(la rentrée)

新学期が始まり、新しいことをやってみようという方も多いのではないでしょうか?

「新学期」と日本語では年度ごとに「新しい」気持ちで始めますが
仏語では新入生でもない限り「rentree:ホントレ」。ただ休み(vacances:バカンス)が終わって、また同じところに戻ってきた(rentrer:ホントレ)という感覚です。

ですから「始業式」もなければ「式辞」もなし、「あ、おはよう(Bonjour!)」と言いあって、いきなり授業が始まります。
区切りや節目を大事にする日本の「式」の為だけに1日を費やす「始業式」もどうかと思いますが、新学期が始まって1週間経ってもだらだらと、平気で「まだ教科書用意してない」と言えるフランス語圏スイス式にも首をかしげたくなるものがありました。

そう言えば、
毎年同じ教科書を使うのに、1人1冊必ず新しい教科書が配られる日本(しかも私立だと独自のカリキュラムを組んでいるので、国から配られたその教科書は一度も使われずに捨てられる運命!)。
前年使った教科書(manuel)を次年度の子が譲り受けてカバー(couvert)をかけかえ、大切に何年も使い続けるフランス語圏スイス。(たぶんフランスも同じ)

大きな筆箱にじゃらじゃらとたくさんのペンや鉛筆を入れている日本の子と
一年に一人一本だけ配られる鉛筆(crayon)と共同で使うクラスの消しゴム(gomme)。

この対照的な違いは
国家経済の差だけでなく、コマーシャリズムに毒されているか否かの差ではないかと
思ったのでした。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>