袋の猫を売ったAIJ

年金資産がどこへ行ったのか分からなくなってしまったAIJ投資顧問事件。
巨大な詐欺事件と言わざるを得ません。

こういう場合、フランス語では「袋に入った猫を買う」と言います。

≪acheter chat en poche(アシュテ・シャ・オン・ポッシュ)≫
=「まったく信用しきって何かを買う」と言います

これに似た言い回しに「ウサギを買うつもりが、猫を買う(acheter le chat pour le lièvre)」つまり「中身をよく確かめないまま食べられない猫を買う」という意味。

逆に「vendre chat en poche(袋に入ったまま猫を売る)」と言うと、「良く見せずに物を売り付ける」という意味にも使えるのです。

さくらんぼより桜

来週あたりはお花見もできるでしょうか。

ふと気づいたのですが、
フランス語ではさくらんぼをcerise(スりーズ)といいます。
桜の木をcerisier(スリズィエ=さくらんぼの木)
桜の花になるとdes fleurs de cerisier(桜の木につく花)
と桜の花に対する関心がそれほど高くないように思います。

対する日本語では、古来から「花」と言えば「桜」
さくらんぼは、「あかんぼ」「うりんぼ」などと言うように「桜の子ども」という意味で「花の付随物」
実より花や木に対する関心が高いのではないでしょうか。

いずれにしても
町の店先やカフェで「さくら」という文字やほんのりピンク色のモノを見つけると手にとってしまいたくなるのは、
ヨーロッパの店先で卵型のチョコや兎やひよこの絵を見かけるのと同じくらい
心ウキウキするものです。

元気?

こんにちは(Bonjour)!元気(Ça va)?と声をかけた後、言葉をどう続けていいか分からないという方はいらっしゃいませんか?
いつも「Oui,ça va.et toi?(ええ元気です、あなたは?)」では面白くありません。

時には「元気です!」を別の言い回しで言ってみようではありませんか。

Je suis en forme(ジュスュイゾンフォールム).
2,J’ai la pêche(ジェラペシュ).
3,Je suis plein d’énergie(ジュスュイプランデネフジ).
4,J’ai de l’allant(e)(ジェドララン).
5,Je me porte tres bien!(ジュムポフトトレビヤン)

どうです?元気が出てきたでしょう?

アンチョビの目?

目がアンチョビ?いったいどういう事でしょう?

≪Avoir les yeux a bordes d’anchois≫
アヴォワ・レ・ズユー・ア・ボフデ・ダンショワ

フランス語では「アンチョビの縁取りのような目をしている」と言うことがあります。anchois(アンショワ)はアンチョビ(カタクチイワシの塩漬け)のこと。あのパスタ何かに入っているちょっとしょっぱいアクセントです。

Ses yeux boerdes d’anchois attestaient qu’il passait des nuits blanches a enchainer les lectures.
彼のアンチョビの眼が彼が読書で夜明かししたことを物語っていた。

こんな風に使います。つまり、

疲れて目が充血している(Avoir les yeux rougis par la fatigue.)ような時に使うのです。

暖かくなったからとてpassait des nuits blanches(白い夜を過ごす→徹夜)はよろしくありません。

昨夜は 緋扇貝(bivale:二枚貝)というのをおそらく初めて頂きました。
小ぶりの方が赤や青、黄色の色がきれいに出るのだそうです。
お寿司も造って頂いて、その貝をふんわりバターと醤油で焼いて「越乃寒梅」を少々お相伴。最近は魚介類から遠ざかっていたので、春は貝が旬(saison)だということを忘れていました。

そういえば、祖父が鰻(anguille)を食べに浜松へ連れて行ってくれた時に関東の人は、魚の刺身を「造り」と言わない事を知りました。

祖父が「造りも1皿下さい」と何度言っても通じず、何度か説明して「ああ、刺身のことですね」と言われたのを妙に鮮明に覚えています。

もうン十年も前の話なので、今では全国に通じるのかもしれませんが、新鮮な刺身や寿司を見るたびに、魚と言えば「造り」だった祖父の困った顔(son embarras:難儀やなあ)を思い出します。