気持ちいい季節です

ゴールデンウィーク(la semaine d’or)といいながら中2日お仕事の方も多いのではないでしょうか。
何となくゆっくりできる長めの週末(le week-end)、お昼は
気候もいいし(le temps est magnifique)、お買い物にもお散歩にも最適です。
夜、お客さんが来てもゆっくりおしゃべりできるのんびりムード。
あっという間に初夏のきざし(le debut d’ete)、これからは屋上バーベキュー(berbecue)も楽しみな季節です。

ヨーロッパの人は太陽を楽しめる時間が短いためでしょうか、ともすればテラスでお茶したり、外でバーベキューするのが大好きです。

だからといって日本のようにカンカン照りの中、暑いのを我慢してジュージュー肉を焼くのではなく、木陰の涼しいところで、あるいは日が落ちてからゆっくり、ワインを傾けながら、おしゃべりしながら、外の空気を楽しみます。

このあたり、縁側でスイカを食べたり、お茶を飲んだりしていた昔の日本に似ているなあと思います。

残りのGW、外の空気を吸いに少しお散歩してお茶を飲んで帰ってくるのもいいかもしれません。Profitez bien d’un beau temps.

桜(les cerisiers en fleur)

桜が満開です(en fleur!)
先週末には一気に咲いたなあという感じだったのですが
昨夜はもう散り始めた木もちらほら。本当に見ごろが短い花です。

今までマスクをしていた人もすっかり解放気分。
日本人はやっぱり桜が好きなんだなあと思います。

なぜか同じ桜の木でもジュネーブのグランジュ公園(Parc Grange)では
同じような華やかな気分になりませんでした。
周りに濃い色の花(les fleurs colorees vives)が咲いているからでしょうか。
一本ぽつんとあまりにすっくり(il se tient droit)お行儀よく
立っていたからでしょうか。

日本の桜の幹をくいっとねじって黒々しっとり湿ったような木肌の
枝をううんとお行儀悪く広げて、思い切りあくびしている感じの
根を張った桜が大好きです。

新学期(la rentrée)

新学期が始まり、新しいことをやってみようという方も多いのではないでしょうか?

「新学期」と日本語では年度ごとに「新しい」気持ちで始めますが
仏語では新入生でもない限り「rentree:ホントレ」。ただ休み(vacances:バカンス)が終わって、また同じところに戻ってきた(rentrer:ホントレ)という感覚です。

ですから「始業式」もなければ「式辞」もなし、「あ、おはよう(Bonjour!)」と言いあって、いきなり授業が始まります。
区切りや節目を大事にする日本の「式」の為だけに1日を費やす「始業式」もどうかと思いますが、新学期が始まって1週間経ってもだらだらと、平気で「まだ教科書用意してない」と言えるフランス語圏スイス式にも首をかしげたくなるものがありました。

そう言えば、
毎年同じ教科書を使うのに、1人1冊必ず新しい教科書が配られる日本(しかも私立だと独自のカリキュラムを組んでいるので、国から配られたその教科書は一度も使われずに捨てられる運命!)。
前年使った教科書(manuel)を次年度の子が譲り受けてカバー(couvert)をかけかえ、大切に何年も使い続けるフランス語圏スイス。(たぶんフランスも同じ)

大きな筆箱にじゃらじゃらとたくさんのペンや鉛筆を入れている日本の子と
一年に一人一本だけ配られる鉛筆(crayon)と共同で使うクラスの消しゴム(gomme)。

この対照的な違いは
国家経済の差だけでなく、コマーシャリズムに毒されているか否かの差ではないかと
思ったのでした。 

桜色はroseと言えるのか?

気持ちのいい朝です。寒くもなく暑くもなく。今日あたり緑道を散歩すれば、青い空に桜のうす桃色の枝が広がってきれいでしょう。この週末で春休みはおしまい!という人も多いのではないでしょうか。

ところでピンク色をフランス語ではroseと訳しますが、どうもイメージする色が違うように思います。サクラの色もroseなら薔薇の色もrose。日本人がピンク色と聞くとなぜか薄いピンク色(rose clair)を思い出すのに、フランス人がroseと言うのを聞くとなんとなくインディアンピンクのような濃いピンク色(rose foncé)を思い浮かべるのは馴染みのある色が違うせいでしょうか。

ピンクと聞くと、交換授業(echange)をしていたマルタ出身のおばさんに「pinkは英語で日本語じゃない。」と随分叱られ、「あなたの子どもにはしっかり本当の日本語を教えなさい、日本語ではこの色を何というの?」としつこく聞かれたことを思い出します。

「桃色」でもなく「桜色」でもなく「ピンク」としか答えられない色をしていたので、ピンク色もすでに日本語じゃないのかなあと思いながら、それをフランス語で説明できなかった時の悔しさを思い出します。今思えば、時々おせっかいを焼いてくれたリタおばさんのありがたいお説教でした。

イースター(les Paques)

イースターの卵型チョコ(un oeuf de Paques:アン・ヌフ・ド・パーク)が友人から送られてきました。

今年のイースターは5日から12日くらいまでだったでしょうか。
日本ではイースターの方が通りやすいようですが、仏語圏ではパーク(Pâques:復活祭)と呼んでいます。

基本的には「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」から始まるとされているので、毎年同じ日とは限りません。
また、カトリックやプロテスタントを含む西方教会か東欧系の東方教会かによっても祝う日が異なるとも言われています。

再生の象徴「卵(oeuf)」や多産の象徴「兎(lapin)」の形をしたチョコを贈り合い、春の訪れを喜びます。

このころ出回る細い緑のアスパラガス(asperge)は軽く茹でると最高。皿に並べてチーズを乗せ、オーブンで焼くだけで、白ワインのお伴になります。