頭がある?(avoir la tete sur les epaules)

「しっかりしている」を仏語で訳すとどうなるかなぁというのがここ2~3年の懸案事項

Cela fait longtemps que je me demande comment peut-on traduire un mot japonais[shikkari] en francais.

けして「solide」ではないのです。
たしかに辞書には「しっかりした」という訳もあるのですが
solideだと「丈夫な、固い、固体の…」 どちらかというと、「友情がずっと変わらない(しっかりした)」とか「たくましい若者(がっしりした)」という感じ。
日本で「しっかりした子だね」という場合、褒め言葉であって「変わらない、融通が利かない」というのとは違うはず。
Ce ne serait pas exacte[solide,ferme,sur,courageux...],plutot je prefere[raisonnable,equillible,independant...],parce que cet adjectif qualifie une personne qui sait penser et agir soi-meme.

刑事コロンボの仏語版で出てきた「equillible(バランスのとれた)」が妥当なところかなと思いつつ、まだピンとこなかったのですが、今では「avoir la tete sur les epaules(両肩の上に頭が乗っている)」という言い回しが何となく「raisonable(分別のある、常識に合った)」という感じがして、「しっかりした」に近いのではないかと思っています。
Recemment j’ai trouve une expression proche[avoir la tete sur les epaules].

日本で「頭がついているでしょ?頭は身体の重しじゃないのよ」と言うと
「頭を使いなさい、考えなさい(思考)」の意味になるのに、
仏語で「頭がある」とは「分別がある(理性・社会概念・モラル)」の意味になるとは
面白いですね。
C’est interessant quand on dit《avoir la tete sur les epaules》en japonais,on signifie《Pensez et cherchez des solutions!Ce n’est pas la decoration sur les epaules.》

頑張って(Bon courage)

さて、今年も「Bon courage!(ボンクラージュ:がんばってね)」という言葉をかける時期になりました。習い始めて最初の仏検、どきどきしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
Mes eleves vont passer un premier diplome de francais.Je leur souhaite bon courage.

ところで、フランス語にも「くじけず当たれば可ならざるなし(avec du courage,on vient a bout de tout)」 という諺がありますが、
日本語の「頑張る」と仏語の「courage(クラージュ)」は少し違う気がします。
フランス語の「courage」が平常心より+(プラス)の量の感覚なのに対して
「頑張って」 は平常心を怠りなく張り詰める、抜けのないようにする、あくまでも防御の感覚、量はいつもと同じだけれど、密度が濃くなる感覚ではないでしょうか。
Je trouve une petite nuance des mots pour encourager entre en francais et en japonais.

この点、算数の解き方が分かったらOKのフランス語圏と、解き方が分かっていても計算ミスをしないことが大切とされる日本語圏のテスト形式の違いにも表れているような気がします。
En francais,on dit “bon courage” pour relever sa motivation.Par contre,en japonais,on dit”Gambattez”pour ne pas perdre sa concentration en supposant qu’il bien prepare.Nous donc n’utilise pas beaucoup “bonne chance”,plutot “bon courage”.

くれぐれもケアレスミスに気を付けて。Alors,je leur souhaite bonne concentration.