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美をもって尊しとなす

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香木の匂いを嗅いで、その種類を当てる“聞香”という風雅な趣味がある。食べ物を試食することを“味見”という。いわば、感覚器官の働きがクロスオーバーしている。先日、ある植物学者から聞いた話。世界中で、観賞だけを目的に植物を育てる民族は日本人だけ、西洋も中国も食用か薬用がメインとのこと。その一方で、日本では衰退しつつある盆栽は、今、ヨーロッパで人気だとか。繊細な美意識は、日本のお家芸だったはず。グローバル化も結構だが、自らのアイデンティティを失ってほしくはない。